日本大学法学部TCG研究会

日本大学法学部TCG研究会の日常

YCSJTOKYO2019に参加しました

ドーモ、色々反省点の多い大会経験だったカエルです。

今回は11/3(日)に行われたYCSJTOKYO2019のレポートをしたいと思います。(記事アップが前回より遅くなってんじゃねーか!)

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文化祭初日をぶっちぎるだけの成果は挙げられたのか!?

使用デッキ【15真竜】

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前回のYCSJ2019TRIALでは【0真竜】を使っていましたが、その後の10/12(土)発売のIGNITION ASSAULT収録のライトニング・ストームによって状況が一変しました。

ふ、伏せ全体除去が羽根帚と合わせて4枚は多い!後攻初手率約5割!マジでキツイ!死ぬ!かといって本番まで1ヶ月もないのに新しいデッキを組んだり回し方を覚えたりする余裕はありません。使用歴の長い【EM覇王魔術師】は別に事故率が改善されたワケでもないし……。

というワケで半ば苦渋の決断といった形で【0真竜】よりは羽根帚系に耐性がある(と思ってる)点とボーダーを採用すると真帝王領域が不要になる点、最速2ターンキルで素早くゲームを終わらせられる可能性のある点を考慮して【15真竜】にチェンジしました。

モンスターの採用枚数

個人的に真竜モンスターはダイナマイトK3枚、マジェスティM2枚、イグニスH2枚の構成からあまり変えたくないのですが、今回は3積みするボーダーによって命削りと干渉しやすくなったため、イグニスHを1枚減らしました。ダイナマイトKは強力な真竜罠を持ってこれますし、マジェスティMは場に自身と真竜罠がいるときにサーチ経由で実質的にモンスター除去として働くので、消去法で考えるとそうなるんですよね。

インスペクト・ボーダーと虚無空間とスキルドレイン

ボーダーは先攻で立てることで大半の展開デッキを封殺してそのまま4回殴って勝てるカードなので、誘発のない【15真竜】で展開デッキ相手に1本勝負で勝つために絶対に3枚必要でした。コレはもう確定なので変更する余地はありません。問題は類似した役割のカードの追加採用です。

展開をメタりたいなら虚無空間、モンスター効果をメタりたいならスキドレが追加候補として浮上してきます。役割が被るため過剰であるという考え方もありますが、ボーダーを突破できる展開デッキも存在する以上、流石にそれだけでは心配です。仕方がないので頭を色々捻った結果、魔法罠で戦うデッキである以上虚無空間は勝手に剥がれやすい点、ボーダーや虚無空間では一度出てしまった超雷龍やディンギルスなどの耐性を突破できない点を考慮して、虚無空間の採用はやめて、スキドレを2枚だけ採用しました。

そうそう、構築時には見落としていましたが、スキドレなら最終戦士の効果を能動的かつ少ない消費でオフにできるのも割と重要でした。

フィールド魔法とその他諸々

以前の構築では真帝王領域が2枚入っていましたが、先述の通りボーダーと役割が被る上にボーダーのせいでアドバンス召喚されたモンスターが調達しづらくなりますし、そもそもエクストラデッキが使えなくなるのでやめました。

他にも魔鍾洞やネクロバレーなどの優秀なフィールド魔法がありますが、それらを有効に使うためにはメタバースと合わせて最低2枠必要です。また、以前の構築ではこの枠は他のフィールド魔法だけでなく幻滝とも枠を食い合っていました。ムムム……デッキの枠がカッツカツなんだが……。悩みに悩んだ結果、最終的にこの枠はやぶ蛇に割くことにしました。詳しい話は次の項で書きます。

本当は全部採用したいんですけどねえ。

やぶ蛇の採用

ここは日付が変わって当日の1時頃になるまでかなり悩んだポイントです。

練習も兼ねたランキングデュエルで羽根帚系に粉砕されまくったトラウマもあり、神宣や勅命以外にもそれらの対策となるカードが2、3枚は欲しいと思っていたのですが、具体的に何にするか中々決められなかったのです。最初は、魔封じと賄賂、あとは完全に対策を捨てて幻滝やスキドレなど他のカードの枠にすることを候補に考えていました。

何ならとりあえず全部突っ込んだり、都合の良いときに都合の良いカードに使い分けたりしたいところでしたが、そうもいかないので、レシピとにらめっこしながら色々考えました。対策を捨てるのはトラウマ抜きにしても羽根帚系の初手率が5割である以上あまり得策でないので却下。魔封じはついでに閃刀姫やペンデュラムにガン刺さりする上に最悪リリース素材になる代わりに根本解決にはならず真竜魔法と干渉するので微妙。賄賂はアド損がエグイのでやっぱり微妙。……八方塞がり?

頭が茹ってきた頃に後輩の構築案の存在を思い出し、夜中にLINEで確認させてもらいました。良い後輩を持ったなあ。その案にはやぶ蛇が2枚だけ採用されていました。確かに初手羽根帚系に対してやぶ蛇が決まれば最終戦士を出して封殺できますし、2ターン目以降でも相手がウッカリ踏み抜いてくれればアルティメット・ファルコンやヴァレルソードで強引に勝負を決めにいけます。エクストラゾーンが埋まってても最悪ボーダーをデッキから出せばOKなのも良し。というワケで枠の都合もありましたが元の案に倣ってやぶ蛇を2枚積むことにしました。

この判断は結果的に功を奏したので、アイディアを出してくれた後輩には本当に感謝しています。

エクストラデッキの云々

エクストラデッキはまあぶっちゃけ割とテキトーです。【15真竜】にしてから実戦練習をする機会がそこまで多くなかったため、テンプレから絞り込みきることができませんでした。

まずはやぶ蛇要員の最終戦士とアルティメット・ファルコン。エクストリオはモンスター効果や戦闘に対して無防備なのでやめました。

続いて大捕り物要員のハヤテとライゴウ。「ライゴウナンデ?」と思う方もいるかもしれませんが、コイツがいることで相手のリンク3を奪ったときにリンク数を無駄にせずに自分のモンスターに変換することができます。召喚条件的にはアストラムでも同じことができますが、そうするには別途リンク1などの調達が必要なので、このデッキだと割と大変なのです。まあ結果から言えば使う機会がなかったんでディンギルスでもよかったかなと思いますが。

そしてスケープ・ゴート要員の諸々のリンクです。リンク・スパイダーだけは2回目のスケープ・ゴート展開用に2枚ですが、他は様々なシチュエーションに対応できるように薄く広く1枚ずつです。特にヒダルマーがやりおるマン。真竜魔法罠と組み合わせれば、まるで時空紫毒コンボのような除去性能に化けるのです。しかもそのあとはそのままリンク素材になるので無駄もない。新参のリンクアウスは上手くいけば相手のパンクラトプスを毎ターン借りられるので、彼女も外せません。他のカードはまあ大体いつものって感じですね。

 

YCSJTOKYO2019

1回戦:vs【マドルチェ】先攻負け

ウーム……。知識不足が敗因かと。

ドロソの使用込みで場にダイナマイトK、黙示録、勅命、スキドレ、神宣を揃えて(手札は0)1ターン目はエンド。ここまではむしろ負ける方が難しいくらい超強い初手です。しかしその先がいけなかった。

「ティアラミスのデッキバウンスがエグい」「新規がなんか強いらしい」以上の情報を持っていなかった私は、強金を勅命で止めたあとに相手が出そうとしたエンジェリーのロンファ的な効果を必要以上に警戒して「なんかよくわからんけど古いテーマだし召喚権使う初動止めれば全部止まるべ」と神宣を撃ちました。後から思うにコレがあまりよくなかった気がします。その後相手は2伏せしてターンエンド。

迎えた2ターン目で2枚目のダイナマイトKを引いたのですが、ここは黙示録と合わせて1妨害とするために手札にキープ。ダイレクトアタックをしてターンを返します。

運命の相手2ターン目、2枚目のエンジェリーの召喚を通し、起動効果に対してダイナマイトKをチェーンしたものの、泡影でストップ。しかも泡影の列にはスキルドレインがありました。ヤ、ヤバイ!そして遂にティアラミスが着地!ここですかさず黙示録を起動し排除にかかりますが、あえなく神宣で再びのストップ。あとはそのまま盤面を掃除されて押し込まれてしまいました……。

初手が良かっただけに相手1ターン目のエンジェリーをスルーしてダイナマイトKを使っていれば……エンドに神宣ケアであらかじめ黙示録を表にしておけば……と割と本気で悔しくなった勝負でした。まあ前者はγ直撃(そうじゃなくても今回は泡影があった)、後者は情報アド献上の裏目があるので難しいところではありましたが……。

それとは別に泡影と同じ列だったのを完全にド忘れしてティアラミスに対してスキドレを発動したのはプレミとかそういう次元を超えた見落としなので2度とやらないように気を付けねば……。

2回戦:vs【サブテラー】先攻勝ち

詳細はメモをし損ねたのであまり覚えていないのですが、とにかく熾烈な消耗戦でした。先攻のコチラの強貪はうららで止まったものの、命削りが通ったので勝ち!と思いきや全然そうではありませんでした。なんと強貪で真竜パーツやスケープ・ゴートなどの勝ち手段の大部分が消し飛んだのです。ヤババナイト……。

神宣2枚や勅命を引けたのでナントカ粘り、勝負は泥沼のドロー合戦に突入。盤面を地道に処理したりされたりしながら互いにデッキを掘り進めていきます。頼む~!早く解答くれ~!と、ここで引いたのが2枚目の命削り!行け!通れ!祈りながら叩きつけます。が、ダメ!神宣で止められてしまいます。あばばばば……。しかし天は私を見捨てませんでした。そのあとに引いたカードは強貪!……ホンマか?ホンマに救いか?デッキを数えてみたところ、強貪を撃つと残りのデッキが5枚前後になってしまいます。コレを撃ってモンスターを引けなければ一気に負けが近付きます。しかし、このままでは勅命が解除されている以上逆転負けがありうるのも事実。ええい、ままよ!一縷の望みにかけて私は勝負に出ました。

運命のドローの結果は……?

よっしゃあ!無事モンスターを引くことができました!あとはそのままライフを詰めにいき、どうにか勝つことができました。あ、危なかった……。

終わってみれば強貪2回でダイナマイトK複数枚とボーダー1枚を残して他の攻撃手段が全て消し飛んだ状態での勝利だったので冷や汗かきまくりでした……。よく勝てたな……。

3回戦:vs【サイバー・ドラゴン】先攻勝ち

入れてて良かったやぶ蛇!この一言です。

こちら先攻からやぶ蛇含め3枚セットしてエンド。対する相手は初手ライトニング・ストーム!ヤッタァ!まさかこんなに綺麗に決まるとは思ってませんでした。更地に立った最終戦士が相手の動きを拘束し、そのままターンが返ってきます。

続いて2ターン目は神宣をセット。コレでもうほぼ負けはありません。相手も負けじと2枚目のライトニング・ストームをサンダー・ボルトモードで使ってきたものの、バッチリ神宣でガードし、そのまま数ターンビートダウン。セットなどで抵抗してきましたが、2回ダイレクトアタックすることに成功します。その後はヘルツ2枚による相互サルベージループにより攻撃が通らなくなるのが確定しますが、手札を十分に貯められたので、スキドレで最終戦士の効果をオフにして真竜を展開しつつ伏せも含めて盤面を掃除し、3300のライフを一気に削り取ることができました。

いや~、構築の勝利でしたね。

4回戦:vs【ヴァレット】先攻時間切れ(実質負け)

完敗でした。

コチラはダイナマイトKとマジェスティMと真竜罠含む伏せ複数を盤面に揃え、相手の展開中にロムルスを除去したりすることには成功したものの、全くの焼け石に水でどうしようもありませんでした。相手はどんどん展開し、ヴァレルソード+αまでつなげてきました。一応黙示録でダメージを軽減し、そのターンで死なないようにはできそうな気がしましたが、ここでタイムアップ。大会規定により、両者敗北になってしまいました。

あのまま続けていれば確実に負けていたので、時間切れで両者敗北になるよりかはさっさと負けを認めていた方が有意義でしたね……。本当に申し訳ない……。

プレイング面としてはマジェスティMと真竜罠で調達したイグニスHで持ってきた真竜凰の使徒を「次のターンで確実に使いたいな」とリクルートではなくサーチにしてしまったのはミスだったと思います。ブン回ってる展開デッキが相手なので、少しでも妨害できるようにリクルートにするべきでした。そうしていればリボルブート・セクターを破壊し、もう少し勢いを弱められたかもしれません。というかイグニスHではなく2体目のダイナマイトKにした方が妨害強かったかもしれません。また、真竜罠のリクルート先もミスしていました。既に③の効果を使った方の真竜罠を再び持ってきてしまっていました。注意力が足りてない……。まあその辺をちゃんとやっていたとしてもどっちにしろ負けてたと思いますが。

でもやっぱり最大の反省点はプレイングよりも時間の浪費ですね。ヴァレットの詳細な動きを知らなかったため効果確認に手間取ってしまったり、相手が思考中と勘違いしてフリーズする無意味な時間が発生したりとかなり不甲斐ないプレイ姿勢だったと思います。次回はこんな不毛なことが起こらないように、テキパキと試合を運びつつコミュニケーションを密に行い、残り時間をキチンと把握して、場合によっては潔くサレンダーできるように周囲の状況にも目を向けて対戦したいです。

 

やっぱり締めはラー・アメン

本戦敗退後に遅めの昼食として幕張メッセ向かい側にあるワールドビジネスガーデン内の田所商店さんで疲労回復のラーメンを食べました。(この辺に美味いラーメン屋の店舗あるらしいっすよ)

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食べたのは江戸前味噌炙りちゃーしゅー麺の餃子ライスセット。甘めの肉味噌に一緒に練り込まれたアサリやエビがスープの風味を掻き立て、肉厚なチャーシューは満足感抜群なボリュームでした。見ての通りそもそものどんぶりも大きいので麺もお腹一杯楽しめました。海苔もしっかりしてて総額約1500円とちょっとの値段に見合った豪華さ&美味しさでしたね。

ところでラーメンの海苔の正しい食べ方ってあるんですかね?私はいつもノリでそのままかじったり麺や具を巻いたりして食べてるんですが。(ノリだけに)

 

抽選会もあったよ

Duelist Festivalに参加すると貰えるリストバンドの番号を使った抽選会なんてイベントもありました。特賞はステンレスレッドアイズ、A賞は@イグニスターデュエルセットと超豪華!入賞を逃した以上はやるっきゃないと私も長い列に並んでリストバンドを貰い、ついでに何回かデュエルもしました。

はてさて結果はいかほどか……?

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ウグゥーッ!妖怪1足りないに屈しました……。こ、こんなことなら抽選結果発表まで残らずさっさと家に帰るなり秋葉原に行くなりすればよかった……。

 

最後に

次回、2020年2/15(土)開催のYCSJNAGOYA2020の情報ももう公開されましたね。

参加賞が閃刀姫デュエルセットの第2弾、物販がマジシャンズ・コンビネーションデュエルセットと今年度のYCSJの中で一番豪華なので是非参加したいですね〜。特にマジシャンズ・コンビネーションデュエルセットのプレイマットに闇遊戯が加筆されてるのがアツイ!コレはブラマジ使いじゃなくても欲しくなっちゃうんじゃないでしょうか?その分争奪戦も激しくなることが予想されるのがアレですが……。

まあ兎にも角にもまずは参加権のゲットから!万一抽選に落ちても参加できるように、YCSJ2020TRIALでの優勝も視野に入れて修行をしていきたいと思います!ガンバルゾー!