なんかヤバイカードが刷られてしまったので色々心配な広報カエルです。
皆さん、10月13日(土)発売のSAVAGE STRIKEは買いましたか?そのSASTに収録されている「サイコウィールダー」と「サイコトラッカー」、そしてタイトルにもあるように「ゼンマイ」が今回の記事のテーマとなります。
そう、珍しく遊戯王の記事なのです。
ゼンマイの新しいオモチャ
まずは新人2枚のおさらいから入りましょう。
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「サイコウィールダー」以外のレベル3モンスターが存在する場合、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる。②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合、このカードをS素材としたSモンスターより低い攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。①:自分フィールドに「サイコトラッカー」以外のレベル3モンスターが存在する場合、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる。②:このカードをS素材としたSモンスターは、攻撃力が600アップする。
ウィールダーとトラッカーは同名以外のレベル3が1体でもいれば特殊召喚ができる非常に展開しやすいモンスターです。レベル3と言えば複数並べて優秀なランク3エクシーズモンスターである「幻影騎士団ブレイクソード」や「彼岸の旅人ダンテ」、「M.X-セイバーインヴォーカー」などの素材にするのが基本ですよね。今回の場合は同じくランク3の「発条空母ゼンマイティ」をエクシーズ召喚します。
レベル3モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。手札・デッキから「ゼンマイ」モンスター1体を特殊召喚する。②:フィールドの表側表示の「ゼンマイ」モンスターが戦闘以外で破壊され自分の墓地へ送られた時、このカードのX素材を1つ取り除き、その「ゼンマイ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
ゼンマイならなんでもリクルートできる起動効果を持ち、しかも名称指定ターン1がないこのカード。以前はゼンマイモンスターはもちろん、「SRベイゴマックス」と「SRタケトンボーグ」のいつものセットや「俊足のギラザウルス」などを素材にしてエクシーズ召喚していました。ゼンマイの展開の起点はゼンマイティですから、ある意味ではそうした優秀なレベル3モンスターが本当の起点だったのです。そこにウィールダーとトラッカー、そして更にアクセスを容易にする「緊急テレポート」が入るとどうなるか。
始動札が増える。
つまり、大宇宙創生です。
ゼンマイティ以外も出るぞ!
ウィールダーとトラッカーのセットはゼンマイティ以外にもアクセスできます。そう、ぶっ壊れと名高い「水晶機巧‐ハリファイバー」と全自動たんぽぽ墓地送り機の「彼岸の黒天使ケルビーニ」ですね。
今更書くことでもないですが、これら2枚はいずれも2枚のモンスターを3枚以上に増やす効果を持っているため、更なるリンク召喚に繋げることができます。そんなステキカードの両方にアクセスできてしまうウィールダーとトラッカー(特にチューナーのウィールダー)はかなり嬉しい存在なのです。
また、正直な話、ゼンマイティは墓地や手札の状況次第では雑に出しても全く仕事しません。直後の項のゼンマイ展開と絡められれば凄まじい爆発力を生みますが、それが狙えそうにないときは確実に仕事をしてくれるハリファイバーとケルビーニをとりあえず出しておきましょう。多分どうにかなります。
ついでにゼンマイ展開も
ここまでゼンマイティ以外にゼンマイ要素ほぼないのでちゃんとゼンマイそのものにも触れていきます。
ゼンマイは、「ゼンマイマジシャン」と「ゼンマイシャーク」と召喚権で盤面にゼンマイモンスターを6枚並べられます。すごいですね。
以下に展開に使うカードを載せておきます。ゼンマイティも使いますが先に載せたので省略します。
「ゼンマイマジシャン」以外の「ゼンマイ」と名のついたモンスターの効果が発動した場合、自分のデッキから「ゼンマイ」と名のついたレベル4以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「ゼンマイ」モンスターが召喚・特殊召喚された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。●このカードのレベルをターン終了時まで1つ上げる。●このカードのレベルをターン終了時まで1つ下げる。
自分のメインフェイズ時に発動できる。自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、自分の墓地の「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
「ゼンマイ」モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ゼンマイ」カード1枚を手札に加える。②:自分フィールドの表側表示の「ゼンマイ」モンスター1体を裏側表示で除外して発動できる。それと同名のモンスター1体をデッキから特殊召喚する。③:このカードが破壊され墓地へ送られた場合、自分フィールドの「ゼンマイ」Xモンスター1体を対象として発動できる。このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
手順は以下の通りです。
マジシャンAのNSでシャークAの①が誘発し、更にマジシャンAが誘発。シャーク②でリクルートしたマジシャンBが誘発。マジシャンAとBでゼンマイコンSSで①が誘発し、それによってマジシャンCが誘発。シャークAとリクルートしたシャークBでマイティASS。マイティA①でネズミASS。ネズミでシャーク蘇生し、更にこれらでマイティBSS。マイティB①でネズミBSS。ネズミで適当なゼンマイ蘇生。
コレでエクストラモンスターゾーンを含む全てのモンスターゾーンをゼンマイで埋められます。あとはそれを素材に更なるリンクをしていく感じですね。ルートがハチャメチャに多彩でワケがわからなくなるので今回は省きましたが、展開し終わったあとではなく、展開の途中にケルビーニとかを混ぜ込むのもアリアリのアリーヴェデルチです。
話が少し逸れますが、やっぱりいいですねゼンマイコン。ゼンマイ名称かつ雑に使える効果持ちのリンク2というマジシャン連打・マイティ連打の繋ぎにしてくださいと言わんばかりの性能ですし。それになんと言ってもレベルを合わせなくてもいいのが楽!効果使い終わったゼンマイを処理するのにうってつけですよ。
最後に
え~、肝心のエクストラリンクまでのソリティアルートですが、複雑過ぎて私自身全然把握できていません。ぶっちゃけノリでやってます。なのでこの記事では紹介しません。というかできません。すまんな。本当にすまん。でも実際に回してみればわかると思いますが、フィールドが狭く感じるレベルに展開ができてしまうのは確かです。たまにはこうして剛鬼以外のテーマでソリティアしてみるのもいいんじゃないでしょうか。使うカードが変われば同じ先攻エクストラリンクでも新鮮に感じられるかと思います。こらそこ「結局FWDじゃねえか」とか言わない。
とにかく、雑にエクシーズを並べるしかできなかったところをルール改訂で殺されかけていたゼンマイが、こうした新規のお陰でまた元気にデッキをぐるぐるできるようになったのはたいへん喜ばしいことなので、皆さんも気が向いたら組んでみてください。ベイゴマとハリファイバーくらいしか高いカード入ってないし。