日本大学法学部TCG研究会

日本大学法学部TCG研究会の日常

12/22(金)開催シャドウバース大会上位者インタビュー

記事の掲載が遅くなってしまい申し訳ありません。広報担当のカエルです。

 

今回は先日12/22(金)にサークル内で行われたシャドウバースの大会の上位者の方々にインタビューを行いましたので、その内容についてお伝えしたいと思います。

その前にまずは今大会についておさらいします。

Twitterで既に発表済みなので、すぐにインタビューを読みたい方は目次からジャンプしてください。

 

 

大会のおさらい

大会はBO3*1によるシングルエリミネーション*2で行われました。

 

デッキ分布は以下の通りです。

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なんとロイヤルの使用者が0人でした。過去には環境トップの時期もあっただけに驚きです。

 

上位者インタビュー

さて、ここからはお待ちかねのインタビューです。

3位ハモンさん

1年生ながら大健闘!

ハモンさんのデッキ

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一言コメント:ミミに食べられました

 

Q.それぞれのデッキの採用理由を教えてください

A.土ウィッチはマスターランクに到達する際に使用していた一番自信のあるデッキで、相性の不利もつきにくいと考え、使用しました。

 ランプドラゴンは「他の参加者達は大会の環境をアグロ環境と読んでコントロールデッキを使う」と裏の裏を読んで今大会用に新しく作りました。しかし実際にはアグロが多く厳しかったです。

 

Q.構築についてですが、土ウィッチに変異の雷撃を採用しなかった理由を教えてください

A.アリスナーフ前のニュートラルウィッチに採用していた際にあまり使った印象が無かったことと、理想の戦い方が6,7ターンに決めることなので使用タイミングが来ないと考え、不採用にしました。

 

Q.では、次にランプドラゴンでウロボロスを採用しなかった理由を教えてください

A.ウロボロス不採用の理由は、ドラゴサモナーのサーチ先を絞りたかったからです。アイラのサーチが一番の役目と考えてのサモナー採用だったので、サモナーも2枚にしてドラゴンフォロワーは最低限に抑えました。

 

2位ユームさん

惜しくも優勝は逃してしまいましたが、企画担当の意地を見せてくれました。

ユームさんのデッキ

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一言コメント:新パックでヴァンプが環境入りすることを願ってます

 

Q.それぞれのデッキの採用理由を教えてください

A.疾走ビショップはまぁ環境デッキであり、お茶会ガルラが最強で好きなので使ってます。とりあえずガルラが強いと思います。

 コントロールヴァンプは環境にアグロが多かったので、除去する飢餓だったり、ディアボだったり、回復しながら動けるので個人的には最強だと思います。ベルフェとブラッドムーンを使って手札を増やして、それによって選択肢が増えるので、相手に合わせて変幻自在に展開できます。昏きとセクシーヴァンパイアのフェイス18点コンボも強いです。

 

Q.構築についてですが、疾走ビショップにスノーホワイトプリンセスを採用しなかった理由を教えてください

A.スノホワはラストワードで進化して2/2になって殴れますが、今回のデッキを構築する上で、やはり防御に欠けていると思ったのでスノホワと忠犬を入れ替えました。進化したブリキの兵隊などを守りたいときに忠犬を置けば守護になれるので、今回はこっちを使用しました。

 

Q.では次にコントロールヴァンパイアにダークジェネラルを採用した理由を教えてください

A.復讐状態で疾走になるのはダークジェネラルとエメラダがありますが、単純にコストが4と低いので採用してます。

 

優勝者ハルルンさん

今大会唯一のネクロマンサー使いでもありました。

ハルルンさんのデッキ

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一言コメント:3000円はシノマスに使いました。SSRのサンタコス雪泉は出ませんでした

 

Q.それぞれのデッキの採用理由を教えてください

A.とりあえずデッキ選択で決めてたのは、ミッドレンジ系の中速デッキでいこうってことです。アグロ系のデッキは後攻を引かされたり、1ターン目にフォロワーが出せないとかなり厳しい。逆にガチガチのコントロールはランプドラゴン(魔海ジェネ)や超越に弱いのでないなと。

 他に候補として疾走ビショップも考えましたが、アミュレットを置くタイミングが1ターンずれるだけでその後の動きが変わったり制限されたりするので、今回は外しました。

 結果として、序盤から中盤にかけて比較的安定した動きができる土ウィッチとミッドレンジネクロになりました。

 

Q.構築についてですが、ミッドレンジネクロにモルディカイを採用した理由を教えてください。

A.そこは一番聞かれると思ってました。モルディカイの採用理由はコントロール系のデッキ、あとはネクロ(ヘクター)ミラーを見越してです。コントロールとの試合ではこちらの盤面をしっかり取られて盤面にフォロワーが残らないことがほとんどなんですけど、ヘクターで勝負を決めるにはフォロワーがいる状態でターンが返ってこないといけない。ミラーでは盤面を取るためにヘクターを投げることも珍しくないので、後半にヘクターがなかったりします。その際にモルディカイを1枚出せると優位に立てると思ったからです。あとはヘクターネクロには入ってないだろという心理を一応突けます(?)。以上がモルディカイの採用理由です。

 ただ、基本的には邪魔です。8ターン目には進化権がほぼ残ってないのであんまり出せません。なので、試合が長引いたときに戦況を傾けることはできますが、それ以外では使わないので1枚です。要はお守りです。

 

Q.では次に土ウィッチに精神統一を採用した理由を教えてください

A.自分の土ウィッチはバースト系のスペルを多く積んでいる分、土を消費できるカードが少なくなっています。なので、たまに盤面が土で埋まることがあります。そうなるとハンドのフォロワーがプレイしづらくなるのですが、スペルなら盤面に関係なくプレイできるので採用しました。ただ、序盤に奇術師を引けていればこの問題は解決するので、緊急用ということで1枚です。

 ちなみに、奇術師が2枚なのは、奇術師を出しすぎると逆に土が足りなくなるからです。序盤~中盤にかけて1枚、終盤に互いの進化権や除去カードがある程度なくなった所で1枚プレイできればちょうどいいかなと思っています。

 

Q.今大会でのMVPカードはなんですか?

A.ケルベロスですね。ケルベロス自体は大会を通して2回くらいしか使いませんでしたが、準決勝の1戦目で相手の土ウィッチとやった際に勝負の決め手になりました。残りライフが3でターンが返ってきたので、このターン中に決めなきゃ負け……でも盤面だと点数足りてないしどうしよう、という所で引いてきたので、最高にシャドウバースしてました。

 ちなみに相手のもう1つのデッキがドラゴンだったので、負けると次勝っても3戦目がヘクターネクロvsランプドラゴンというなかなか厳しい対面になるのが確定してたので、そういう意味でも勝ちを運んできてくれたケルベロスですね。

 

Q.最後に一番印象深かった試合を教えてください

A.決勝1戦目のヘクターネクロvsコントロールヴァンプですね。

こっちが序盤から少しずつ点を詰めていくデッキなのに対して、向こうは盤面重視のデッキ。加えて全体除去や回復も多かったので、それに合わせた立ち回りを要求されました。結果的に顔を攻めるのが遅くなってしまって結構危なかったです。ヴァンプ側が序盤に群れなす飢餓を3枚使ったので、その後はひたすら横に並べ続けることを意識しました。最終的にはこっちの盤面を返しきれなくなったので相手がリタイアしたのですが、黙示録1枚で返されていたので、やっぱり際どい試合でした。

 

 

 

インタビューはいかがだったでしょうか?このような形で、今後も様々なコンテンツを発信していきたいと思います。では、また次回の大会でお会いしましょう!

*1:2種類のリーダーを用意した上で3本勝負を行い、2勝先取したプレイヤーをマッチの勝者とするルール。これに加え、1度勝利したリーダーはそのマッチ中使えなくなる、つまり、用意したリーダーの両方で勝利しなければならないコンクエスト形式を採用する大会が多い。今大会もコンクエスト形式を採用した。

*2:1度負けるとその時点で敗退し、以降はその大会の試合に出られない大会形式。いわゆる勝ち残りトーナメント。