日本大学法学部TCG研究会

日本大学法学部TCG研究会の日常

2018年10月度遊戯王リミットレギュレーション改訂感想

予想記事書くの後回しにしてたら公式発表が来ちゃいました広報のカエルです。(下手なこと書いて恥かかずに済んだぜ……)

今回はいつもの会長に代わって私が遊戯王のリミットレギュレーション改訂の感想を書こうと思います。

yu-gi-oh.jp

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禁止

アマゾネスの射手、メガキャノン・ソルジャー

まあ案の定なんで特にコメントすることもないですね。ワンキルデッキのオモチャが禁止行きです。キャノン・ソルジャーやトゥーン・キャノン・ソルジャーが規制されたら今度はこっち使いますよね。コレで一応先攻ワンキルへの歯止めにならなくもなさそうですが、やっぱり展開とループの要になっちゃってるファイアウォール・ドラゴンをどうにかしないとダメだと思います(名推理)(モンスターゲート)(隣の芝刈り)(60枚デッキで差を付けろ)。

なお既に闇黒世界-シャドウ・ディストピア-とプリーステス・オームを使ったワンキルなどが開発されていたりとまだまだ悪用されそうな模様。ダメだこりゃ。

サモン・ソーサレス

こっちも妥当。ソリティアのお供が禁止です。前回禁止回避したのであわよくば今回もスルーかな~って思っていましたが流石にですね。悲鳴を上げている種族デッキもありますが仕方ないでしょう。

 

制限

Emダメージ・ジャグラー、嵐征竜-テンペスト

まずは規制緩和組から。悪名高いデッキである【EMEm】と【征竜】から仮釈放者1枚ずつです。

ジャグラーは凶悪な相方のヒグルミがまだ禁止のため、そこまで悪さをしなさそうです。精々クラウンブレードをしやすくしたりハットトリッカーで横に並べたりくらい?あとはささやかなワンキル対策ですかね?

テンペストは征竜の中でも固有効果が微妙に使いにくい気がする(風属性主体かつドラゴンもいるデッキって【ドラグニティ】と【ハーピィ】しか知らない……)上に仲間もおらず本当に1枚だけなのでこっちもそこまでではないのかなと。ただし、子征竜とギャラクシー・トマホークの存在が一抹の不安を抱かせます。

トロイメア・ゴブリン、ヒーローアライブ、封印の黄金櫃

続いて規制強化組。ゴブリン以外は規制経験がありつつも最近は無制限だったカードなので、時代が再び追いついた感があって感慨深くもあります。

ゴブリンに関しては規制するなら禁止にしないと無意味だと思うので、今回の制限化は禁止の予告のような気がしてなりません。「このまま【トロイメアリンク】が暴れるなら次は禁止だぞ~」みたいな。

アライブは【トロイメア剛鬼】でエアーマンからヴァイオン使ってディアボリック落としながらイゾルデ出してぐるぐるするのに使われていたので制限は妥当。やはり召喚権使わずにモンスターを出せる上に実質サーチが付いてるのはヤバイ。パワーが高い上にあまり並べなくていいマスク軸はまだしも融合軸のHEROには苦しいですね。

黄金櫃は【サンダー・ドラゴン】の締め付けでしょう。現状規制強化するほど極端に暴れてはいない【サンダー・ドラゴン】ですが、環境最上位層の【オルターガイスト】と【閃刀姫】を規制した結果猛威を振るう可能性があるため、予防的な意味が強そうです。あとテンペストともシナジーありますね。除外誘発系デッキは案外多くて影響も大きいのでとりあえず準制限でいい気もしますが。

 

準制限

ブリューナクの影霊衣、彼岸の旅人ダンテ、超融合、真竜皇の復活、破壊輪

規制緩和組。最早懐かしい顔ぶれです。

ブリューナクの影霊衣に関してはあんまり【影霊衣】と戦ったことがないんでロクにコメントできないんですけど、リンク環境に風穴を開けるためにももう少し他の【影霊衣】のカードも緩和してもいいんじゃないでしょうか。

ダンテは準制限化によって【彼岸】がほぼフルパワーになりました。ダンディライオンなどの墓地で悪さするカードの存在がありますが、リンクソリティア系デッキにダンテを入れる枠があるかというとそんなことはないので、そこまで脅威でもなさそうです。次回は完全開放されてそう(テキトー)。

超融合はサーチ手段や使い回し手段が増えてはいますが、新ルールで相対的に融合モンスターが弱体化したので特に問題なさそうです。雑に使おうにも手札コストが地味にキツイし。メガフリートよろしくエクストラリンクを掃除する役割が期待できます。

真竜皇の復活は実質フリーチェーンのモンスター除去もできるリビングデッドの呼び声なので全盛期はかなり強かったカードですけど、【真竜】自体のパワーがマスターP禁止によってかなり落ちてるのでこのくらいは全然大丈夫だと思います。【竜星真竜皇】組み直したいから早くドラゴニックD返して(無理)。

破壊輪はコストなし(強いて言えばバーンダメージがコスト)のフリーチェーン除去カードとして優秀なためかエラッタ(2015/1/1施行)後もしばらく制限のままでしたが、今回晴れて準制限になりましたね。対象や除去に耐性のあるモンスターが増えてきて相対的に弱体化したのもありますが、デストロイ・ドラゴンの来日も理由として大きそうです。

オルターガイスト・マルチフェイカー、閃刀機-ウィドウアンカー、閃刀起動-エンゲージ、隣の芝刈り

規制強化組。準制限止まりでいいのかはともかく規制されること自体は納得いくメンツです。

【オルターガイスト】は環境上位で絶賛活躍中なので、マルチフェイカーの規制はまあ当然でしょうね。泡影フェイカーシルキタスやめちくり~。

閃刀カード2枚も同様です。展開を止めたり、奪取した相手のモンスターでヴァレルソードを作ったりするアンカーも雑に手札が1枚以上増えるエンゲージもパワーカードですしおすし。発動条件だってチェーン組めば回避できますしね。つよい。個人的にはエンゲージは制限の方が良いと思いますがそこは大人の事情ですかね。

芝刈りの規制は60枚デッキに結構負担な気がするので少しだけ疑問なんですけどどうなんですかね?まあ爆発力の高さは侮れないので規制されるのもわかるんですが。これから60枚から40枚に戻されるデッキも増えていくんでしょうか。

 

制限解除

召喚師アレイスター、エルシャドール・ネフィリム、エルシャドール・ミドラーシュ

シャドール大歓喜の緩和ですね。特にオネストのように使えるアレイスターや簡易融合からも出せるミドラーシュが3枚使えるのは安定性の向上に貢献してくれそうです。パンクラトプスとかいう雑回答だってアレイスターのパンプとミドラーシュの破壊耐性でへっちゃらさ!準制限になった超融合も合わせて融合デッキが再び激アツになるかも?

イビリチュア・ガストクラーケ

かつては【聖刻リチュア】でハンデスしまくってましたが規制以来全く姿を見なくなりました。墓地に送らないハンデスでしかもピーピングできるという効果の強さは今でも通用するので、あとはどの位安定して連打できるかといったところ。それにしてもハンデスを嫌ってる節のあるKONAMIにしては珍しいですね。【海皇水精鱗】といいガンブラーの登場といいスタンス変わったんでしょうか。

SPYRALGEAR-ドローン、D-HEROディスクガイ

アッハイな連中。3枚使えたところでそんなに採用しないし……。ディスクガイはイゾルデから呼びやすいレベル1戦士族かつHEROでついでに闇属性という利点がありますがそれを加味しても正直マンジロックの方が強い……。

 

最後に

僕自身は【魔術師】と【リンクゼンマイ】を使っているのですが、今回の規制はほぼノーダメージでしたね。サモン・ソーサレスが【リンクゼンマイ】から抜けたくらいじゃあのデッキの回転力大して変わりませんし。

まだまだ10月度環境は始まったばかりですが、やはり閃刀姫の牙城は完全には崩れていないようです。ここに9/22(土)発売のアンデットワールドや10/13(土)発売のSAVAGE STRIKEなどが加わってくるので、環境の変化はその新規達がどの程度頑張ってくるかにかかっています。

それと2019年1月度規制のなんとなくの予想ですが、本文で触れた部分以外だと流石にハリファイバーが禁止になるんじゃないかなと思います。TG新規とクッソ相性良いのでノータッチの可能性の方が大きそうですが……。あと【ハーピィ】の強化が決まったので神風も準制限になるんじゃないでしょうか。FWDはここまで来たらのらりくらりと規制を躱し続けますね(確信)。

締めの一言はやっぱりコレ。コレだけは言わせてほしい。

FWDをどうにかしてください!